★中医協 診療報酬点数(案)を発表
H30年の診療報酬改定の議事次第で点数表(案)が2月7日に中医協から発表されました。
(下記は「案」で確定情報ではないですが、可能性が高い発表との主旨でご参考ください)
★歯科外来診療における院内感染防止対策の推進 (滅菌器、タービン・コントラが注目)
院内感染防止対策の新設基準届出をしている医院
・初診料234点⇒237点(+3点) 再診料45点⇒48点(+3点)
同届出を行っていない医療機関
・初診料234点⇒226点(▲8点) 再診料45点⇒41点(▲4点)
⇒新施設基準の届出有無で、『初診料に差額が11点、再診料で差額が7点』と大きな影響あり。
新施設基準案には「口腔内で使用する歯科医療機器等に対する、患者毎の交換や、専用の機器を用いた洗浄や滅菌処理を徹底する等の感染症対策を講じていること」との文言もあり、感染症対策が急務です。
★ライフステージに応じた口腔管理の推進
(小児口腔機能管理と、フレイル防止のための基準)
(グルコセンサーGS-Ⅱ?、JMS舌圧測定器など?が注目)
歯科疾患管理料 小児口腔機能管理加算100点
歯科疾患管理料 口腔機能管理加算100点
★咀嚼能力検査 (グルコセンサーGS-Ⅱ?)
1回につき140点(6月に1回)
⇨健康長寿に重要なオーラルフレイル予防。咀嚼能力検査単体で点数が取れるようになったほか、今まで100点だったものが140点に!定期的な口腔機能管理と共に行えると面白そうです。
★レーザー(基準に合致するレーザーは??だが各種レーザーが注目!!!)
・口腔粘膜処置(口内炎など?) 30点(月1回)
・口腔粘膜血管腫凝固術(頬腫瘍摘出術の際?止血?) 2,000点
他にも、施設基準に合致した医院が、レーザーで各種手術した場合に、多くの加算あり。
(下記区分番号J…が各種手術料を指し、多くの外科手術でレーザーを用いるケースが算定対象の模様)
レーザー機器加算1 50点 J008-1、J009-1/2、J017-1、J019-1、J027、J030-1ほか
レーザー機器加算2 100点 J008-2、J009-3、J017-2
レーザー機器加算3 200点 J015、J019-2、J020、J030-2、J033-2、J034、J052、J054
⇨日頃の症例で多そうな口腔粘膜処置に加え、様々な外科手術措置で50点、100点、200点と加算
詳細は中医協の元資料79ページから18ページを抜粋し、マークしたものをリンク先に張っておりますのでご参考ください。
点数表(案)はコチラ
「改定案」で確定情報ではないですが、可能性がかなり高い発表との主旨でご参考ください。
先生方へのお役立ち情報がありましたら幸いです。