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(本社代表)

令和2年度診療報酬改定について

令和2年度の歯科診療報酬改定の中医協での議論進捗状況を、歯科関連をピックアップし下記いたします。​ご参考ください。

大臼歯について、歯科鋳造用チタン合金を用いて全部金属冠による歯冠修復を行った場合は、当該点数に準じて算定する。

準用技術料  M015-2 CAD/CAM冠 1,200点

保険償還価格 47円/g

中医協 概要説明資料 3P はコチラ

C2区分で新たに入ってきましたのでご参考ください。

また、こちらの保険について詳しく知りたい方は、大元の提案資料「医療技術評価提案書」もご参考までにご覧ください。

医療技術評価提案書 は 6P はコチラ

 

ニッシンのチタン鋳造機 シンビオンキャストカタログは コチラ

歯科診療報酬点数表、など、実際の「点数」も記載の中医協総会(451回)議事次第が発表されました!

是非、ご覧ください!(まだ確定まではいかないも、点数まで記載された「案」の議事次第との認識です)

総1   個別改定項目について(点数付)

別紙1-2 歯科診療報酬点数表

尚、個別改定項目について(点数付)の歯科関連のみをピックアップした資料はコチラ(23ページ)です。

是非ご活用ください。

●歯周病重症化予防の推進

第1 基本的な考え方 歯周病安定期治療の対象となっていない歯周病を有する患者

に対する 継続的な治療について新たな評価を行う。

第2 具体的な内容 歯周病安定期治療の対象となっていない、歯肉に限局する炎症症状を

認める患者に対する歯周病重症化予防治療を実施した場合の評価を新設する。

(新) 歯周病重症化予防治療

1 1歯以上10歯未満 150点

2 10歯以上20歯未満 200点

3 20歯以上 300点

[対象患者]

(1)歯科疾患管理料又は歯科疾患在宅療養管理料を算定している患者 であって、2回目以降の歯周病組織検査終了後に、歯周ポケット が4ミリメートル未満の患者

(2)歯周組織の多くの部分は健康であるが、部分的に歯肉に限局する 炎症症状を認める状態又はプロービング時の出血が見られる状態

●手術用顕微鏡を用いた治療の評価

第1 基本的な考え方 手術用顕微鏡を用いた根管充填処置等について、対象を見直す。

第2 具体的な内容

1.3根管以上の加圧根管充填において、手術用顕微鏡を用いて治療した場合の対象を見直す。

2.根管内異物除去において、手術用顕微鏡を用いて治療した場合の評価を新設する。

【加圧根管充填処置(1歯につき)】

[算定要件] 1 単根管 136点 2 2根管 164点 3 3根管以上 208点

注3 3については、別に厚生労働 大臣が定める施設基準に適合し ているものとして地方厚生局長 等に届け出た保険医療機関にお いて、歯科用3次元エックス線 断層撮影装置及び手術用顕微鏡 を用いて根管治療を行った場合 に、手術用顕微鏡加算として、400点を所定点数に加算する。

●舌圧検査(140点) 6月に1回 ⇒ 3月に1回

●小児口唇閉鎖力検査(1回につき)100点 (3月に1回)

●口腔粘膜蛍光観察評価加算 200点 ⇒ 関連医療技術評価提案書はコチラ

注:区分番号J018(悪性腫瘍手術)に掲げる手術にあたって、口腔粘膜蛍光観察機器を使用した場合に加算する。

●睡眠時歯科筋電図検査(一連につき) 580点  ⇒ 関連医療技術評価提案書はコチラ

注:別に掲げる施設基準を満たしていることが条件。

etc、、、注目情報が満載です!是非ご覧ください!

​現在公開されている2月5日の上記個別改定項目について(その3)を確認しましたが、1月29日、31日の個別改定項目について(その1)(その2)と歯科に関しては変更点はおそらくございません(歯科関連の個別ピックアップページは下記1月31日の該当箇所を全て見ましたが、変更点は見つからなかったので、歯科関連内容としてはおそらく変更ございません)。

一方、1月15日~22日(水)に行われたパブリックコメント「「令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理」に関するご意見の募集結果について」と、1月24日(金)開催の公聴会の意見概要が新たに掲載されました。このパブリックコメントの意見を踏まえて、個別改定項目についての議論が行われた模様です。

​現在公開されている1月31日の上記個別改定項目について(その2)は、1月29日の個別改定項目について(その1)と歯科に関しては変更点がほとんどございません。全体版は上記アンダーライン部をクリック願います。

​歯科関連 個別改定項目 ピックアップはコチラ(21ページ)

尚、歯科個別改定項目掲載事項は(おそらく)1月29日版から変更はないも、下記付帯意見素案が追加されています。

(歯科診療報酬)

15 院内感染防止対策に係る初診料・再診料の見直しの影響を把握し、院内感染防止対策の推進に資する評価の在り方について引き続き検討すること。

16 口腔疾患の長期的な管理を含めた継続的管理の実施状況等を調査・検証すると ともに、診診連携及び病診連携の在り方等について引き続き検討すること。

診療報酬改定の個別​改定項目見直しについて、下記のような事項が発表されました。

注目点を下記いたします。詳しくはリンク先の元資料をご覧ください。

(まだ詳細は決定していない「案」な点、ご留意ください)。

●歯周病重症化予防の推進(P98) (詳細はコチラをクリック願います)

歯周病安定期治療の対象となっていない、歯肉に限局する炎症症状を認める患者に対する歯周病重症化予防治療を実施した場合の評価を新設する。

[対象患者]

(1)歯科疾患管理料又は歯科疾患在宅療養管理料を算定している患者 であって、2回目以降の歯周病組織検査終了後に、歯周ポケット が4ミリメートル未満の患者

(2)歯周組織の多くの部分は健康であるが、部分的に歯肉に限局する 炎症症状を認める状態又はプロービング時の出血が見られる状態

 

●ライフステージに応じた口腔機能管理の推進 (P253-255)(詳細はコチラをクリック願います)

基本的な考え方 歯科疾患管理料の口腔機能管理加算及び小児口腔機能管理加算につい て、歯科疾患の継続管理を行っている患者に対する診療実態に合わせて要件等を見直す。

口腔機能管理料 ●点

[対象患者] 歯の喪失や加齢、これら以外の全身的な疾患等により口腔機能の低下を認める患者

(口腔衛生状態不良、口腔乾燥、咀嚼能力低下、舌口 唇運動機能低下、咬合力低下、低舌圧又は嚥下機能低下の7項目のう ちいずれか3項目以上に該当する患者)

 

小児口唇閉鎖力検査(1回につき) ●点

[算定要件] 小児口唇閉鎖力測定を行った場合は、3月に1回に限り算定する。

口腔機能の評価を行うための舌圧検査の算定頻度についての要件を見直す。  

6月に1回 → 3月に1回

●CAD/CAM冠の対象拡大 (P263)詳細はコチラをクリック願います。

第1 基本的な考え方 コンピュータ支援設計・製造ユニット(歯科用CAD/CAM装置) を用いて製作する歯冠修復物の対象を拡大する。

第2 具体的な内容 CAD/CAM冠の適応を上顎第一大臼歯に拡大する。

 

●手術用顕微鏡を用いた治療の評価(P264-265) 詳細はコチラをクリック願います。

第1 基本的な考え方 手術用顕微鏡を用いた根管充填処置等について、対象を見直す。

第2 具体的な内容

1.3根管以上の加圧根管充填において、手術用顕微鏡を用いて治療した場合の対象を見直す。

2.根管内異物除去において、手術用顕微鏡を用いて治療した場合の評価を新設する。

 

ほか、医科歯科連携、麻酔etc様々な個別改定項目の現状案が記載されています。

是非ご参考ください。

全体版はコチラ(全482ページあります)

 

歯科関連 ピックアップはコチラ(21ページ)

参考になる情報があれば幸いです。

なお、医療技術評価分科会における検討結果を踏まえ、医療技術の評価及 び再評価を行い、優先的に保険導入すべきとされた新規技術の保険導 入及び既存技術の診療報酬上の評価を行う。 と記載もあり、下記の「優先度が高い技術」からの他登用の可能性もなくなったわけではなさそうです。

様々な医療技術提案(保険に入れてほしいという提案)の中、医療技術評価分科会における評価対象となった技術が「743件」

そのうち、
①診療報酬改定において対応する優先度が高い技術「263件」
②医療技術評価分科会としては今回改定では対応を行わない技術「479件」の区分発表があり、歯科関連の注目技術は下記のような区分になりました。

診療報酬改定において対応する優先度が高い技術「263件」
◎前歯部CAD/CAM冠

⇒保険医療材料制度等に準じて対応を行う
◎感染根管処置の増点

⇒提案の一部について評価すべき医学的な有用性が示されている
◎チタン及びチタン合金による大臼歯歯冠修復物 

⇒保険医療材料制度等に準じて対応を行う

ほか

 

②医療技術評価分科会としては今回改定では対応を行わない技術「479件」

◎口腔内スキャナーによる光学印象法
◎CAD/CAMインレー修復
◎糖尿病患者に対する機械的歯面清掃処置の月1回算定
◎歯周治療におけるグリコヘモグロビン(HbA1c)検査 

​ほか

注目のCAD/CAMでは、光学印象やインレーは「今回」の収載からは外れるも、前歯部CAD/CAM冠の収載可能性が高くなり、またチタン及びチタン合金による大臼歯歯冠補綴修復物など、新たに注目度が高い項目も入っています。

上記医療技術評価分科会における評価対象技術のうち、歯科関連をピックアップした資料をリンクしますのでご参考ください。

 ⇒医療技術評価 歯科関連ピックアップ+マークアップ資料(11P)

また、注目論点の前歯部CAD/CAM冠、感染根管処置の増点、チタン及びチタン合金による大臼歯歯冠修復物については、該当する『医療技術評価提案書(保険収載検討のための学会等からの提案書)』を下記リンクしますのでご参考ください。

 ◎前歯部CAD/CAM冠

 ◎感染根管処置の増点

 

 ◎チタン及びチタン合金による大臼歯歯冠修復物

​下記、1月10日の「これまでの議論の整理(案)」とほとんど変わりませんが、麻酔の議論が進み下記の点が変更となりました。

③ 歯科麻酔薬の算定に係る評価を見直す。(1月 10 日の議論を踏まえて修正)

      ⇓

③ 抜歯等の手術における歯科麻酔薬の算定に係る評価を見直す。

該当箇所中医協資料は ⇒ コチラ(2P)

該当箇所以外も含めた全資料はコチラ  ⇒ コチラ(28P)

令和2年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)<歯科関連PICK UP>が本日、

中医協にて発表となりました。今まで課題・論点として出ていた部分も案ではありますが、

『見直しを行う』という文言で出ている部分が多く、かなりこの方向で話は進みそうです。

下記、主な歯科関連の「議論の整理(案)」での論点です。ご参考ください。​

Ⅱ-9 口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応の充実、生活の質に
配慮した歯科医療の推進
(1) 歯科外来診療の充実を図るため、以下の見直しを行う。
① 歯科外来診療における院内感染防止対策を推進する観点から、常勤の
歯科医師だけでなく関係する職員を対象とした研修を行う
こととし、
基本診療料について評価を見直す。
② 歯科医療機関における医療安全に関する取組を推進する観点から、
歯科外来診療環境体制加算の施設基準について、歯科医師及び歯科衛生士
の配置等の要件を見直す。

(2) 歯科口腔疾患の重症化予防の観点から、以下の見直しを行う。
① 歯科疾患管理料について、長期的な継続管理等の評価をさらに充実さ
せる観点から、初診時に係る評価を見直すとともに、長期的な継続管理
について新たな評価を行う。

② 歯周病安定期治療の対象となっていない歯周病を有する患者に対する
継続的な治療について新たな評価を行う。

(3) ライフステージに応じた口腔機能管理を推進する観点から、以下の見直
しを行う。
① 歯科疾患管理料の口腔機能管理加算及び小児口腔機能管理加算につい
て、歯科疾患の継続管理を行っている患者に対する診療実態に合わせて
要件等を見直す。

② 小児口腔機能管理加算について、算定の必須項目となっている咀嚼機
能の評価について要件を見直す。
(4) 基礎疾患を有する患者に対する歯科医療を充実させる観点から、以下の
見直しを行う。
① 長期療養において経口摂取を行っていない口腔の自浄作用の低下した
患者に対する、痂皮の除去等を評価する。
② 6歯以上の先天性部分(性)無歯症等であり、ブリッジや部分床義歯
等の一般的な補綴治療では治療困難な患者がいることを踏まえ、広範囲
顎骨支持型補綴の要件を見直す。
(5) 歯科診療所と病院歯科の機能分化・連携の強化を図る観点から、以下の
見直しを行う。
① 歯科治療恐怖症の患者等に対して行われる静脈内鎮静法について評価
を見直す。
② 歯科診療における安全で質の高い麻酔を実施する観点から、閉鎖循環
式全身麻酔を行った場合の管理について新たな評価を行う。
(6) 歯科固有の技術について、以下のような見直しを行う。
① CAD/CAM冠について、対象を見直す。
② 手術用顕微鏡を用いた根管充填処置等について、対象を見直す。
③ 歯科麻酔薬の算定に係る評価を見直す。
(1月 10 日の議論を踏まえて
修正)
④ 歯科技工料調査の結果を踏まえ、歯冠修復及び欠損補綴等の評価を見
直す。

該当箇所の中医協元資料は ⇒コチラ(2P)

該当箇所以外も歯科関連をマークアップした中医協の全資料は ⇒コチラ(28P)

歯科麻酔薬の算定に係る現状及び課題と論点

課題:

〇歯科診療報酬においては、手術等に伴い麻酔を行った場合の薬剤料が

 (技術料に包括されており)算定できないものが多い。

〇歯科治療に際して使用される麻酔薬の量は、患者の状態、歯種等によって異なるが、

 抜歯等の第9部「手術」の項目で麻酔薬の使用量が多い。

          ⇓

論点:

歯科麻酔薬の薬剤料について、第9部「手術」において用いる薬剤料を、

 使用実態に即して算定できるようにしてはどうか(論点詳細はコチラ)。

12月17日の予算大臣均衡を踏まえ、令和2年度の診療報酬改定は以下の通りとなった。

1:診療報酬 +0.55%

*1:うち、*2を除く改定分  +0.47%

            医科  +0.53%

​            歯科  +0.59%

            調剤  +0.16%

*2:うち、消費税財源を活用した緊急病院における勤務医の働き方改革への特例的な対応

                +0.08%

2:薬価等  

①薬価             ▲0.99%

*うち、実勢価格等改定     ▲0.43%

    市場拡大再算定の見直等 ▲0.01%

②材料価格           ▲0.02%

*うち、実勢価格等改定     ▲0.01%

⇒令和2年の診療報酬改定の改定率は、上記の通り歯科が最大の0.59%となりました。

​ 元資料はコチラです。

下記のような課題と論点が提起されており、来年保険改定の注目点となります。

課題と論点①  歯科外来診療の充実

外来環等に歯科衛生士配置要件があるが、現状の歯科衛生士求人倍率は20倍を超えている。

 

⇒関係職員に対する研修等で基本診療料評価見直し、歯科衛生士の配置要件見直しをしてはどうか。

課題と論点②  口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応の充実

・歯科治療後、長期的な継続管理を行うと良好な口腔状態を維持できることが認められている。一方、初診時に歯科疾患管理料を算定して、その3か月後までに再診がないケースが認められた。

・歯周基本治療後に一時的に病状が安定した状態にある患者に対する処置として、歯周病安定期治療があるが、4mm以上の歯周ポケットを有する者が、算定要件の一つ。

 

⇒歯科疾患の継続管理において、長期的な継続管理の評価を充実させてはどうか。

歯周病安定期治療の対象となっていない歯周病患者に対する継続的な治療を新たに評価してはどうか。

課題と論点の詳細については、コチラをご覧ください。

今後の診療報酬改定の「方向性」を感じ取ることができます。

​また、新しい情報が入りましたら、本ページを更新してまいります。どうぞ宜しくお願い致します。

​(前回2018年の診療報酬改正の際の概要はコチラです)

歯科医療

1:歯科医療をとりまく状況について

2:歯科外来診療の充実

3:口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応の充実、生活の質に配慮した歯科医療の推進等

 ・継続管理の在り方

 ・かかりつけ歯科医機能

​ ・その他

中医協会議資料はコチラです。​